○老子の原文を道具として解釈したもの
完璧を求めない。
完璧ではないから反省できる。
反省をかさねて新しい発想を身につける。
新しい発想で他に差をつけることができる。
他に差をつけると限りなく使われる。
限りなく使われるから廃れることがない。
完璧を求めなければ長く役に立つことにな
る。
自然は完璧ではないから限りがないのだ。
○老子の読み下し文
人を治め天に事(つか)うるは、嗇(しょ
く)に若(し)くはなし。
それただ嗇、これを早く服すと言う。
早く服する、これを重ねて徳を積むと言う。
重ねて徳を積めば、則ち克(か)たざるなし。
克たざるなければ、則ちその極を知るなし。
その極を知るなければ、以て国を有(たも)
つべし。
国を有つの母は、以て長久なるべし。
これを深根固柢(しんこんこてい)、長生
久視(ちょうせいきゅうし)の道と言う。
○老子の原文
治人事天、莫若嗇。
夫唯嗇、是謂早服。
早服、謂之重積徳。
重積徳、則無夫克。
無不克、則莫知其極。
莫知其極、可以有国。
有国之母、可以長久。
是謂深根固柢、長生久視之道。
0 件のコメント:
コメントを投稿