2013年5月25日土曜日

5.無分別

○老子の原文を道具として解釈したもの

 自然は善も悪も、あるがまま生み出す。
 聖人は人々を分け隔てなく扱う。
 自然は「ふいご」のようなものか。
 空っぽだけど、動かせばいくらでも空気
(生命)が出てくる。
 情報が多いと混乱する。
 心を自由にし、自分を見失わないようにし
なければいけない。


○老子の読み下し文

 天地は不仁なり、万物を以て芻狗(すうく)
となす。
 聖人は不仁なり、百姓を以て芻狗となす。
 天と地との間は、それ猶(なお)タク籥(やく)
のごときか。
 虚にして屈せず、動きていよいよ出(い)ず。
 多言なればしばしば窮す。
 中を守るに如(し)かず。


○老子の原文

 天地不仁、以万物為芻狗。
 聖人不仁、以百姓為芻狗。
 天地之閒、其猶タク籥乎。
 虚而不屈、動而愈出。
 多言数窮。
 不如守中。

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