2013年5月30日木曜日

10.反省

○老子の原文を道具として解釈したもの

 目標に向かってまい進しているだろうか。
 初心を忘れていないだろうか。
 自分を裏切るようなことはしていないか。
 まともな社会に暮らしているだろうか。
 何事にも対応できる備えがあるか。
 才能をひけらかして、目立っていないか。
 自然は生み出し育てるが、所有も支配もし
ない。
 だから慕われる。


○老子の読み下し文

 営魄(えいはく)を載せ、一を抱き、能く離
るることなからんか。
 気を専らにし柔を致して、能く嬰児(えいじ)
たらんか。
 玄覧(げんらん)を滌除(てきじょ)して、能
く疵(そこな)うことなからんか。
民を愛し国を治め、能く無為ならんか。
 天門開闔(てんもんかいこう)して、能く雌(し)
とならんか。
 明白四達にして、能く知らるることなから
んか。
 これを生じこれを畜(やしな)い、生じて有
せず、なして恃(たの)まず、長じて宰(さい)
せず。
 これを玄徳(げんとく)と言う。


○老子の原文

 載営魄抱一、能無離乎。
 専気致柔、能嬰児乎。
 滌除玄覧、能無疵乎。
 愛民治国、能無為乎。
 天門開闔、能為雌乎。
 明白四達、能無知乎。
 生之畜之、生而不有、為而不恃、長而不宰。
 是謂玄徳。

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