2013年7月10日水曜日

51.順序

○老子の原文を道具として解釈したもの

 新しく考え出されたものは検討され、形と
なり、役に立てられる。
 新しく考え出し検討することが重要だ。
 これらは自然を参考にしたものになる。
 だから自然の営みと同じような手順を経た
ものだけが残る。
 決して独占したり、押し付けたり、他のも
のを排除したりしない。
 これが最善の方法だ。


○老子の読み下し文

 道、これを生じ、徳、これを畜(やしな)い、
物、これを形づくり、勢、これを成す。
 ここを以て万物は道を尊びて徳を貴ばざる
はなし。
 道の尊きと徳の尊きは、これを命ずるなく
して、常に自然なり。
 故に、道はこれを生じ、徳はこれを畜い、
これを長じ、これを育て、これを亭(さだ)め、
これを毒(あつ)くし、これを養い、これを覆
う。
 生ずるも有とせず、なすも恃まず、長ずる
も宰たらず。
 これを玄徳と言う。


○老子の原文

 道生之、徳畜之、物形之、勢成之。
 是以万物莫不尊道事貴徳。
 道之尊、徳之貴、夫莫之命、常自然。
 故道生之、徳畜之、長之育之、亭之毒之、
養之覆之。
 生而不有、為而不恃、長而不宰。
 是謂玄徳。

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