2013年7月11日木曜日

52.目標

○老子の原文を道具として解釈したもの

 この世も生み出されたものだ。
 その存在を知り、後に伝え、それを発展さ
せ、また後に伝えていけば災いは防げる。
 この世の成り行きから外れなければ混乱は
ない。
 外れた行動をすれば災いがふりかかる。
 ささいな事を見落とさず臨機応変に行動す
る。
 災いになる前に対応すれば災いをなくすこ
とができる。
 日頃から情報を得ることだ。


○老子の読み下し文

 天下に始めあり、以て天下の母となす。
 既にその母を得て、またその子を知り、既
にその子を知り、またその母を守れば、身を
没するまで殆うからず。
 その兌(あな)を塞(ふさ)ぎ、その門を閉ざ
せば、身を終うるまで勤(つか)れず。
 その兌を開き、その事を済(な)せば、身を
終うるまで救われず、小を見るを明と言い、
柔を守るを強と言う。
 その光を用いて、その明に復帰すれば、身
の殃(わざわい)を遺すなし。
 これを常の習いと言う。


○ 老子の原文

 天下有始、以為天下母。
 既得其母、復知其子、既知其子、復守其母、
没身不殆。
 塞其兌、閉其門、終身不勤。
 開其兌、済其事、終身不救。
 見小曰明、守柔曰強。
 用其光、復帰其明、無遺身殃。
 是謂習常。

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