2013年7月24日水曜日

65.行動基準

○老子の原文を道具として解釈したもの

 人を手本にはしない。
 人からは影響を受けない。
 人の情報に左右されると混乱する。
 だから、人の情報だけで行動はできない。
 自分で確認して行動するほうがいい。
 情報と確認は切り離せない。
 これをふまえて行動する。
 行動は慎重に、よく見極めること。
 人とは違った行動になっても結果が悪いと
は限らない。


○老子の読み下し文

 古えの善く道をおさめし者は、以て民を明
にするにあらず。
 まさに以てこれを愚にせんとす。
 民の治め難きは、その智多きを以てなり。
 故に智を以て国を治むるは、国の賊。
 智を以て国を治めざるは、国の福。
 この両者を知るも、また稽式(けいしき)な
り。
 常に稽式を知る、これを玄徳と言う。
 玄徳は深いかな、遠いかな。
 物と反すれども、しかる後にすなわち大順
に至る。


○老子の原文

 古之善為道者、非以明民。
 将以愚之。
 民之難治、以其智多。
 故以智治国、国之賊。
 不以智治国、国之福。
 知此両者、亦稽式。
 常知稽式、是謂玄徳。
 玄徳深矣遠矣。
 与物反矣、然後及至大順。

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