2013年7月20日土曜日

61.分析

○老子の原文を道具として解釈したもの

 情報を集める者が主導権を握る。
 情報は混在している。
 そして、常に変化する。
 情報は分析される。
 分析すると答えが見つかる。
 多くの情報を細かく分ければ、ささいな違
いも見つけられる。
 その蓄積があれば少ない情報でも色々なこ
とが分かり判断できる。
 多くの情報から見つけ、少ない情報から判
断する。
 情報が多いと、いらないものを含み、情報
が少ないのは全体の中の一部だからだ。
 まずは多くの情報を集めることだ。


○老子の読み下し文

 大国は下流なり。
 天下の交なり。
 天下の牝(ひん)なり。
 牝は常に静を以て牡に勝つ。
 静を以て下ることをなす。
 故に、大国以て小国に下れば、則ち小国を
取る。
 小国以て大国に下れば、則ち大国に取らる。
 故に、或いは下りて以て取り、或いは下り
てしかして取らる。
 大国は人を兼ね畜(やしな)わんと欲するに
過ぎず、小国は入りて人に事(つか)えんと欲
するに過ぎず。
 それ両者、各々その欲するところを得んと
ならば、大いなる者よろしく下ることをなす
べし。


○老子の原文

 大国者下流。
 天下之交。
 天下之牝。
 牝常以静勝牡。
 以静為下。
 故大国以下小国、則取小国。
 小国以下大国、則取於大国。
 故或下以取、或下而取。
 大国不過欲兼畜人、小国不過欲入事人。
 不両者各得其所欲、大者宜為下。

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