○老子の原文を道具として解釈したもの
目標を達成することは難しい。
目標が簡単なことでも努力をしない。
目先の楽なことにとらわれて、辛いことを
後回しにする。
自分のことには関心をもち、利益を求め、
楽しみ、豊かになることを望む。
これらは世の中の利益にならない。
だから乱れている。
○老子の読み下し文
我をして介然(かいぜん)として、知あらし
むれば、大道を行きて、ただ施(よこしま)な
るをこれ畏(おそ)れん。
大道は甚(はなは)だ夷(たいら)かなるに、
民は径(こみち)を好む。
朝は甚だ除(きよ)められ、田は甚だ蕪(あ)
れ、倉は甚だ虚しき。
文綵(ぶんさい)を服し、利剣を帯び、飲食
に厭(あ)き、財貨余りあり。
これを盗夸(とうこ)と言う。
道に非ざるかな。
○老子の原文
使我介然有知、行於大道、唯施是畏。
大道甚夷、而民好径。
朝甚除、田甚蕪、倉甚虚。
服文綵、帯利剣、厭飲食、財貨有余。
是謂盜夸。
非道也哉。
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